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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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昔から一口30回噛むように言われていますがどんな効果があるとおもいますか??

良く噛むことでいい事がたくさんあるんです。

1:美肌・若返り
よく噛んで食べると沢山の唾液が分泌されます。この唾液がポイントで、若返りや肌荒れ・ニキビにも効果的なんだそう。
ものを噛むと唾液が出ますね。この唾液には若返りホルモンと言われているパロチンや、EGFと呼ばれる美容成分も唾液には含まれているんです

パロチンは、唾液に含まれる成長ホルモンの一種です。パロチンは、骨や歯の生石灰化を助ける効果、皮膚の新陳代謝を活発にする効果など、身体全体を若返らせる効果があり、肌トラブルの大きな原因の一つである肌老化の防止に役立ちます。また、皮膚の組織を正常にする働きもあり、皮膚炎の治療薬としても使われているほど、その効果は高く評価されています。
EGFは、タンパク質の一種で皮膚表面の受容体と呼ばれる物質と結びつくことにより、お肌の細胞の再生を促す効果があります。動物が怪我をした時に傷口を舐めるのは、このEGFの効果により傷が早く治るためと言われています。肌荒れやニキビといった肌トラブルの改善に大いに貢献してくれる成分です。また、EGFには、細胞の再生だけでなく新たな細胞の生成を促して、お肌の新陳代謝を高める効果もありますので、ターンオーバーを整えて美肌作りに役立ちます。

2:ダイエット・小顔効
よく噛むことで、当然顔の筋肉を沢山使うことになります。顔の筋肉が鍛えられるので、小顔効果が期待できます。そして、食べ物をよく噛むことで満腹中枢が刺激されるのでダイエットにも効果的です。

噛む回数を増やすと唾液の分泌が良くなります。すると、唾液の消化酵素(アミラーゼ)が食べ物を「糖」に分解します。
糖分は血液に吸収されるので、血糖値が上昇し、今までよりも早く(正常に)満腹中枢が刺激されます。そうすると「お腹いっぱい」と感じて、自然にカロリーを押さえることができるんですね。また、「噛む」という動さだけでも痩せるそうですよ。
よく噛んで食べると、顏の筋肉を使います。顏の筋肉の70%は口の周囲に存在していますから、噛むことで顏全体の筋肉が鍛えられ”たるみ”の防止になるだけでなく、しっかり動かすことで血行も良くなり”むくみ”の改善にもつながります。毎度の食事で意識して「よく噛む」という基本的な動作を行っているだけで、顔にある4つの咀嚼筋が鍛えられて、小顔効果につながるそうです。

3:脳の活性化や、ストレス解消効果
物を「噛む」と、体の緊張がやわらいで、ストレスを解消するのに役立つものです。また、あごの運動が筋肉の刺激となって脳に伝わって、脳の働きを活性化してくれます。

咀嚼(そしゃく)を繰り返すリズムがセロトニン神経を活性化させます。セロトニンが増えることにより、心はリラックスし集中力が高まります。
セロトニンとは、脳内で作られる神経伝達物質の一つ。主な働きは心のバランスをとり精神を安定させること。自律神経のバランスを整える働きもあります。

4:虫歯歯周病の予防
虫歯予防には、歯を磨くだけではなくよく噛むこともとても大事です。
唾液の働きが、 虫歯になりかかった歯の表面をもとに戻したり、細菌感染を防いだりして、 虫歯歯周病を防ぐのです。

5:免疫力アップ、ガンなどの病気予防
よく噛んで、食事が適量になってくると、充分に吸収され効率よく消費するので、胃腸の負担が少なく、身体は疲れにくくなり、元気が出てきます。よく噛むことで、唾液に含まれるアミラーゼという消化酵素が働き、食べ物の消化を手助けしてくれます。そのことにより胃や腸、体全体が使用する酵素量を節約することができ、節約した分は体を維持するために使われるため、自然免疫力が高まります。