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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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みなさんこんにちわ!

1日に三度、食事のたびに使われるのが「歯」です。1日に噛む回数はトータルで500回程度。グッと噛みしめると歯には30kg?50kgの力がかかります。
こんなに使用頻度が高いのに、わたしたちはどうして生涯にわたって物をかみ続けられるのは歯がとても丈夫にできているからです!

物の硬さを測る単位に「モース硬度」というものがあります。

これは、ひっかいたときの傷の付きにくさを表すものですが、ダイヤモンドのモース硬度は10、人の歯はモース硬度7です。
つまり、人の歯は宝石でいうと水晶と同じくらいの硬さになります。
硬いものの代表で「鉄」がありますが、実は鉄はモース硬度が4であることを考えると、歯がいかに硬くて傷つきにくいかがよくわかります。

なぜ人の歯はこんなにも硬いのでしょうか。
その秘密は歯の表面を覆っている「エナメル質」と呼ばれる部分にあります。実はこの「エナメル質」は、人体の中で一番硬い組織と言われています。
この「エナメル質」の内側には「象牙質」と呼ばれる部分があり、そのさらに内側に「歯髄」と呼ばれる柔らかい組織があります。この「歯髄」の中に、神経や血管が通っているのですが、大事な「歯髄」は表面の硬い「エナメル質」によってしっかり保護されているのです。