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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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みなさんこんにちは!今日は親知らずについてお話ししたいと思います。

親知らず(おやしらず)とは、大臼歯(大人の奥歯)の中で最も後ろに位置する歯であり、第三大臼歯が正式な名称で、智歯(ちし)とも呼ばれています。親知らずは前歯から数えて8番目にあります。永久歯は通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずは生える時期が10代後半から20代前半であり、親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だとも言われています。

親知らずは一般的には、上あごの左右2本と下あごの左右2本の計4本ありますが、もともと親知らずの無い人や、必ずしも4本が揃っていない人など個人差があります。親知らずの生えてくる場所が不足している、生える方向が通常と異なるために、埋まった状態になっていたり、傾いてきちんと生えてこないことがしばしばみられます。

親知らずの埋伏や発育段階から形成されずに歯が存在しないことは人類の進化の一過程という考えがあります。

親知らずは歯肉に部分的に被ったままになることにより不潔になりやすく、歯肉の炎症を起こしやすい状態となってしまいます。

これを智歯周囲炎(ちししゅういえん)と呼び、20歳前後の人に発生する頻度の高い疾患です。。この智歯周囲炎になった場合は、化膿どめ)や痛み止めの投与、さらにはうがい薬などを併用して炎症を鎮めた後、被った歯肉を切除をし、様子を見るといった場合もあります。しかし、親知らずの生える方向が悪かったり、炎症をくり返しているような場合は、抜歯することが適当と考えられます。

しかしすべての親知らずを抜歯しなければならないわけではないので、親知らずについたの疑問などは歯医者さんで尋ねてみてください♪