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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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歯が痛い時って軽度のものもあれば激痛を伴うものもありますが、特に痛いものの一つに「歯髄炎」と呼ばれる症状があります。今回はその歯髄炎についてお話しします!!

歯の中の血管や神経のことを歯髄と呼びます。
歯髄炎は、この歯髄に細菌が入ることで炎症を起こしてしまった状態
のことをいいます!

歯髄が炎症を起こすと、炎症細胞が血管近くの神経を刺激してしまうため、激しい痛みを伴うことがあるのです!血管の近くまでいかない場合は、噛んだ時だけに痛みを伴うものや、違和感だけで自覚症状がないままに進行するケースもあります。

虫歯歯周病が歯髄まで到達することで起こるのです
歯は健康なのに、他所の炎症が血流によって歯髄に到達することで、歯髄炎を引き起こすこともあります!
また、
歯が直接的な損傷を受け、歯髄に細菌が入るケースもあり日常的な食いしばりや歯ぎしりで歯が摩耗または割れることで、歯髄が炎症を起こすケースもあります。

歯髄が周囲の歯を溶かすような内部(外部)吸収によって、歯髄炎が起こることもあります。

歯髄炎の治療方法として
軽度の場合
知覚過敏などの治療で使うクスリを使って治療します!
また該当の虫歯を除去(治療)することで、処置をすることもあります。
重度の場合
歯の神経を取ることになります。なるべく神経を抜かないよう、歯髄の一部だけを取り除くことが有効なケースもありますが、歯科医師の判断にお任せした方が無難です。最悪のケースでは、神経だけでなく抜歯することもあります。

歯髄炎は、自然に治ることはありません!少しでも異常を感じたら、すぐに歯科医院で診てもらってください。痛み止めのクスリも一時的なものですので、長く服用することは避けてください!