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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
スタッフブログは移転しました。→新スタッフブログ

こんにちわ(*^_^*)

今日はお薬を服用されている方で最近口が乾くな…と感じている方はいませんか??

どんな薬が原因になるのでしょう??

薬物の副作用(抗ヒスタミン薬、利尿剤、抗不整脈、抗テンカン薬、抗精神病薬、抗血圧薬、降圧薬、筋弛緩薬など)

治療方針

1)原因療法

 唾液分泌量減少の状態確認と、原因の追求を行い、原因の除去を行うべきですが、他の疾患治療のために、口腔乾燥症の原因薬物などの投薬中止が不可能であることが多いようです。生活習慣に問題がある場合はその改善を行うことが大切です。口腔内を清潔に保つよう食後の歯磨きの徹底と、必要なら歯科医院を紹介して歯石の除去や齲歯の治療をしていただきたい。水分の摂取の促進や偏食の改善を行い、食事からビタミンB類、葉酸、などを摂るようにしていただきます(ビタミンB類は、鯛、鯖、カレイ、豚ヒレ肉、大豆、小松菜、ほうれん草。葉酸は肉類や昆布、ひじきなどの海藻類)。キシリトール入りのチューインガムを噛むことも有効です。
2)耳下腺マッサージ

 患者さん自身に耳下腺を外部からマッサージをしていただくだけでも、かなりの効果があります。
3)薬物療法

 漢方薬を含む唾液分泌を促す内服剤の使用は有効です。しかし、それらにも十分に反応しない症例には、トローチ剤や含嗽剤も効果的です。高度乾燥症での頻回の清水による含嗽は、かえって口腔内の保湿成分の喪失につながるので逆効果です。むしろ人工唾液などの保湿成分を含んだ薬剤の使用が望ましいようです。それらに効果がない場合、軟膏が有効な症例もあります。

 意識がない患者さんが口呼吸を行っているような症例では、口腔内の清拭を行った後、オリーブ油をワッテに浸して、口腔内、口唇部に薄く塗布することを1日数回行うと効果的です。