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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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皆さんの中には、むし歯歯周病が原因で歯を抜いた経験がある方がいらっしゃるかもしれません。

歯を抜くと、隣の歯や噛みあっていた歯が自然と動き始まます。歯は動かないのでは!?と思われるかもしれませんが、前後、左右、上下どの方向にも動いています。とはいっても、通常は1ヶ月に1ミリ以下ですので、動いている実感はほとんどないでしょう。

歯列矯正はこの歯が動く性質を利用しているのです。

では、抜いた後短期間であればほとんど問題ありませんが、そのまま何ケ月も放置しておくと、残った歯が少しずつ動いてきます。気付いた時には、歯並びや噛みあわせが悪くなり、支障をきたすことがあります。

特に歯周病で歯の動揺が大きいと健康な歯に比べて大きく動くのです。

大きく歯が動いた後に治療をするとなると歯と歯の間の隙間を埋めることがなかなか難しくなります。よって、歯を抜いた後はなるべく早めに歯を入れる必要があるのです。

では、抜いた後に歯を入れるとしたらどのような方法があるのでしょうか?

①入れ歯(取り外し可能な義歯)
②ブリッジ(固定式の被せ物。抜いた歯の左右に歯があることが条件です。)
③インプラント(歯を抜いたところに人工の歯をいれます)

このようにいくつかの種類がありますが、それぞれ利点、欠点がございます。

そちらを十分把握されたうえでどの方法がご自分にベストな方法なのかを選んで頂きたいと思います。

歯を抜かれてどのような方法にしようか迷われている方、歯を抜かれてしばらく経過している方、どのような方法にされるのか歯科医院での相談がベストです。なるべく早めに治療をお勧めいたします。