greetings

篤志会理事長

篤志会理事長から、皆様へ。

ご挨拶

篤志会サイトをご覧いただき誠にありがとうございます。

当法人は、皆様の健康増進に少しでもお役に立てればと言う想いで開院以来精進して運営しております。

健康と笑顔は口元からといわれるように、お口は食事を取ったり栄養を摂取したりする大事な器官であり、ご自身の印象まで変えてしまう大切な場所です。

特に、近年の色々な研究や実績から、お口の健康は全身の健康とつながっていることが分かっています。

そのため、私たちは皆様のお口の健康を増進する機会を頂き、生涯健康で長生きしていただくために、精一杯寄り添い、お手伝いさせていただきたいと思っております。

迫田 敏

お口の健康について

人類はCOVID-19パンデミックを経験し、日本、鹿児島も大変な状況に陥り、 私たちの生活は大きく変わりました。この状況で、自分の健康は自分で守ることが重要だとお感じになった方も多いと思います。マスクをつけて口と鼻を防護することは日常になりましたが、お口の健康については、自分できちんとケアできている方は少ないのではないでしょうか。最近、自分の口の中を鏡でじっくりと確認した方はいらっしゃいますか?我々専門家から見ても、お口のケアは意外と難しいものです。

有名なアスリートに優れたコーチが付いているのと同じように、私たちはそのコーチのように患者さんに寄り添い、お口の健康をサポートすることが使命です。

しかし、皆様は“歯医者は怖くて、痛い思いをし敬遠してしまう場所”だと感じるでしょう。私たちはそれを少しでも解消するため、患者とのコミュニケーション量を増やし、お一人お一人に寄り添う努力をしております。

また、お口のお悩みに何でも応えられるように、虫歯、歯周病、歯列矯正、インプラントなどの治療は専門性をもっております。専門性を持つために、学会所属やセミナー参加は常に行い、研鑽しております。

より高度な治療を

専門性に加えて、より高度な治療を提供する体制も整えております。現代はデジタル技術の進化が著しく、歯科医療もその波に乗ってデジタル化が進んできております。当法人もデジタル技術を取り入れた治療や、歯科用顕微鏡などの高度歯科治療を行うための高度医療機器を準備し、質の高い医療を提供できる体制を整えております。

ところで、現代社会では、社会保障費問題や人口減少、高齢化などの課題が深刻化してきています。医療費が高騰し、国債の発行も増加しています。これらの問題を次世代に引き継いではいけません。しかし、医療制度は未だ改善されず、地域での包括医療制度も十分ではありません。高齢者人口が増加する中、負荷の大きい医療現場において、歯科も貢献する必要があります。

篤志会が行う取り組み

当法人では、医療に貢献するために、通常の外来診療に加えて、以下の取り組みを行っているのでご紹介します。

まず、近年、子供の数が減少していることから、お子様の健康的な成長をお手伝いすることに取り組んでいます。お口の中からの健康管理を通じて、将来にわたって健康的に成長していただけるようサポートしております。

また、障がいをお持ちの方々の人口が増えている中、歯科医療においても、受け皿が不十分である現状に危機感を持ち、歯科医療の担い手として積極的に取り組んでおります。

また、医科では、COVID-19の対応で、医療従事者が大変な尽力をされました。特に大きな病院では想像を超えた対応であったことと思います。入院施設には、様々な疾患で入院する患者がいます。歯科施設のない病院も多いですが、手術をする場合には、口の中の状態が重要です。お口の中の環境をよくすることで、手術後の経過が良くなり、栄養状態が改善すれば早く退院できます。私たちは、そのようなお手伝いもしております。

OHATという口腔内評価があります。この評価は、病院や施設に関わる医療職の方々が標準的に口腔内を評価する方法です。私たちがお手伝いし、導入された病院では、この評価が広く普及し、専門職との連携がより強化されました。これにより、入院患者さんや入所者さんの口腔内環境の改善が良い方向に進んでおります。

さらに、NST(栄養サポートチーム)というカンファレンスにも参加し、入院患者の口腔内改善や嚥下機能に関してもサポートを提供しております。この病院内ミーティングへの参加は、早く健康で退院できる一助となっていると思います。

人間は年を取ると必ず筋力が低下しますが、このことには気づきにくいものです。

私たちの医院に長く継続して通院してくださっている患者さんには、お口の機能測定をしております。さらに、お口だけではなく、握力や全身の筋量も測定しています。体の衰えはお口の機能の値から低下するものだと思い、最初はお口の機能から調べていましたが、実際には先に握力や体全体の筋量が減ってくる方が多いことがわかってきました。そういった方々には、栄養指導や飲み込みの検査(VF)などを提供し、少しでも健康に過ごしていただけるようアドバイスもしております。また、退院して在宅に移った患者についても、口腔内の機能や環境を長期的にフォローしております。

総合歯科医療のご提供

このように、我々篤志会従業員一同は、専門性を持った総合歯科医療を提供し、関わるすべての方々のお口の健康を生涯にわたって管理・維持するために、協力しながら取り組んでおります。どの世代の方でも、生まれてからお亡くなりになるまで、私たちがサポートさせていただくことで、お口の健康を長期的に管理・維持することができるよう精進しております。


篤志会理事長プロフィール

趣味 音楽鑑賞
休日の過ごし方 積読
座右の銘 ただ生きるな善く生きよ
患者様へ一言 歯科医療を通じて、健康増進のお役に立てれば幸いです。

経歴・所属

平成元年 長崎大学 歯学部歯学科 卒業
同年 鹿児島大学 歯学部 付属病院研修医
平成3年 鹿児島大学 歯学部 付属病院助手
平成5年 鹿児島大学 歯学部 文部教官助手
平成6年 鹿児島大学 医学部臨床検査医学講座(丸山征郎教授)学内留学
平成8年 鹿児島大学 歯学部文部教官助手辞職
同年 さこだ歯科 開設