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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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みなさんこんにちは(*´∇`*)

先週に引き続き乳歯についてお話ししたいと思います??

永久歯にも影響がある乳歯の虫歯

子どもを持つ親御さんは「子どもの歯を虫歯にしたくない」と思っていながら、乳歯は永久歯へといずれ生え変わる歯だからと乳歯の虫歯を軽くみてはいないでしょうか。実は、乳歯の時期の虫歯は生え変わった後の永久歯にも影響があることがわかっています。そのため、乳歯も虫歯にならないようにきちんと予防をしていくことが大切です。

乳歯の虫歯の特徴

(1)乳歯の虫歯は進行が早い
乳歯は永久歯に比べて歯の質が弱く軟らかいので、虫歯の進行が早いのが特徴です。あっという間に進行してしまうので、毎日の歯磨きや定期検診を怠らず、初期の段階で発見することが大切です。

(2)乳歯の虫歯は色が白い
虫歯というと「黒」や「茶色」のイメージが強いですが、乳歯の虫歯は、「白い」場合もあることが特徴です。特に白い虫歯の進行は早いため注意が必要です。通常の歯は多少黄色っぽく透明感がありますが、虫歯の白さは歯の白さとは異なり、白濁したような真っ白な色です。

(3)乳歯の虫歯は痛みが出にくい
子どもは、痛みの感覚が未発達であるため、痛みがあっても気がつきにくいことがあります。そのため虫歯自体の痛みよりも、どちらかというと虫歯で開いた穴に食べカスなどが詰まって痛みを感じる場合が多いようです。子どもが「歯が痛い」と言っても、次の日には痛みが治まっている場合もあり、親が判断し、虫歯を発見するのが難しくなります。仕上げ磨きの際に、小さな変化も見逃さないように、よく歯を観察する習慣をつけましょう。

(4)乳歯の虫歯は歯と歯の間にできやすい
乳歯の虫歯は、歯と歯の間によくできます。そのため、ぱっと見ただけでは分からず、気づかないうちに虫歯が進行してしまうため注意が必要です。歯と歯の間の虫歯を予防するには、デンタルフロスや糸ようじを利用するのが良いでしょう。

(5)乳歯の虫歯は、すぐに神経にまで到達してしまう
乳歯の表面のエナメル質は、永久歯の半分程度の厚さしかありません。エナメル質の下にある象牙質の厚みも同様です。乳歯が虫歯になると、進行が早いこともあり、あっという間に虫歯が神経まで到達してしまいます。