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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
スタッフブログは移転しました。→新スタッフブログ

口腔内乾燥症という唾液の分泌が減る事でおこる病気があります。

●口が渇く、口の中がネバネバする
●舌がヒリヒリする
●話をするときに話にくい
●食事がしにくい、飲み込みにくい、味がわかりにくい
●顎が痛くなる

この病気を訴える患者さんは特に女性に多く見られます。
全体の約8割を占めているともいわれます。特に更年期(45歳から55歳までの間頃)
を迎える女性に多く見られる傾向があります。

更年期は女性ホルモンが少なくなり閉経を迎える時期です。女性ホルモンと口腔内乾燥症は関連しているといえます。更年期を迎えると女性ホルモン減少により、
●発汗しやすい
●のぼせやすい
●イライラしやすい
●不眠症状を起しやすい
●肩こりなどひどくなる
など症状は個人差がありますがこのようなことが起こりやすくなってきます。

また、更年期の時期になると身体のさまざまなトラブルも出てき始めてくる頃です。
高血圧、不眠症、脂質異常症、頻尿、不安、ストレス…
このような病気に対する治療薬の副作用で唾液が減る事もあります。
甲状腺の病気や、糖尿病などは唾液自体が減ってくる病気でもあります。

更年期が関係している場合は歯科だけでなく婦人科の受診をお勧めする事もあります。
年齢とともに身体に起こってくる変化もあります。
一人で悩まず、心配な事は歯医者で相談してみてください。