Tips

豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
スタッフブログは移転しました。→新スタッフブログ

みなさん、歯石取りというと、どのようなイメージをお持ちですか?

ジーっと音がする機械を使ってのお掃除を想像される方が多くいると思います。それも、歯の表面についてる歯磨きでは取れない歯石を取ることができます。

しかし実は、歯石には2種類あります。機械で掃除するタイプのお掃除は1種類しか取れないのです。
つまり、歯石取りには種類に応じて、2種類行う必要があるんです。
では歯石とはなんなのか詳しく説明をしていきたいと思います。

歯石とは

歯石はプラーク(歯垢)が石灰化したものであります。歯石の表面はザラザラしていてたくさん穴があいているため、プラークが付着しやすく、取り除きにくいので、プラークが増えてしまう原因になります。
成分は、無機成分が約80%、大部分はリン酸カルシウム、特にヒドロキシアパタイトです。残りの約20%は有機成分です。

①歯肉縁上歯石
歯肉辺縁より歯の頭の方に沈着し、目で見ることができます。表面はプラークで覆われています。唾液由来の成分(カルシウム)で形成されるため、唾液腺開口部に形成されやすいです。一般的に黄色白色で比較的やわらかく、機械でお掃除できます。

②歯肉縁下歯石
歯肉辺縁より歯の根っこ側に、つまり歯ぐきのポケットの中に付着しています。一見、目で見えない範囲にあります。通常は、レントゲンをとったり、専用器具で触診をして沈着部位を確認します。
色は黒褐色、暗緑色で、歯面に強固に沈着しています。表面はプラークで覆われており、歯周ポケット内に生息する細菌の停滞場所となるため、歯肉縁上歯石に比べて、歯ぐきに対して、とても悪いものになります。

このように、歯石には、縁上と縁下と2種類あるので、お掃除もそれに応じて変える必要があります。
歯肉縁上についている多量の歯石除去、外来性沈着物の除去としては、水が出る機械(超音波スケーラー)でお掃除をしてとります。
歯肉縁下歯石については、機械で取り除くことは難しいこともあるので、細かい複雑な部分についてはガリガリするタイプの歯石取り(手用スケーラー)をつかってお掃除をします。
この2種類を使い分けることによって、歯石を完全に取り除くことができるのです。