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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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スポンジブラシの特徴
スポンジブラシは上あご、歯茎、頬の内側の粘膜の汚れを取ることにとても適しています。

スポンジブラシとは、先端がスポンジでできている棒状のブラシのことです。様々な種類があり、それぞれスポンジの硬さ、大きさ、形、軸の部分の材質などに違いがあります。
利用される方のお口の状態に合わせて選びましょう。
粘膜が弱っている方にはやわらかめのもの、大きくお口を開けるのが苦手な方にはなるべく小さいサイズのものなど、利用される方が抵抗を感じないものにしてください。
一度使用したスポンジブラシはスポンジ部分に汚れや細菌が付着しますので、必ず使い捨てにすることを心がけましょう。
またスポンジブラシは舌や頬、口唇のストレッチに使用する事もできます。
きれいに汚れを取った後はぜひ、ストレッチにも活用しましょう!

粘膜の汚れが誤嚥性肺炎の原因になることも
人は口をよく動かし、よく噛んで食べ、歯磨きをすることにより唾液分泌が促され自浄作用が働きます。
粘膜に付着する食べかすや歯垢は歯に比べて少量ですが、口腔の機能が低下すると汚れが蓄積します。
放置すると細菌が繁殖し、むし歯歯周病の原因になり、ひいては誤嚥性肺炎の原因にもなる可能性があります。
粘膜には軟らかいところと硬いところがあります。傷つかないように注意して行うようにしましょう。

ケア用品は目的によって使い分ける
ケア用品を使用する場合、目的に合ったものを使うことが大切です。粘膜ケアには様々な種類のケア用品があります。購入する前に歯科医師、歯科衛生士に相談することをお勧めします。

口腔内用ウエットティッシュ
指に巻き付けて、頬の内側や舌などを拭きます。汚れたら面を変えてまた拭きます。保湿剤や香味剤などが入っているものもあります。
場合によって指を咬まれることがあるので使用には注意が必要です。

スポンジブラシ
水や保湿剤を付けて使用します。1回ずつ洗い、よく絞って使用します。はじめに歯科医師、歯科衛生士から使い方の指導を受けることをお勧めします。

粘膜用ブラシ
粘膜を清掃するのための特殊な形をした超軟毛の歯ブラシです。購入する前に歯科医師、歯科衛生士に相談することをお勧めします。
歯ブラシは粘膜ケアをするには硬く、粘膜を傷つける可能性があるので使用しません。

適切な器具を使い、傷をつけないようにしっかり汚れを除去できるようにしましょう。
お口を清潔保ち唾液で潤うととても気持ちよく爽快感が生まれます。そして何よりも味を敏感に感じられ食事がおいしくなります。粘膜ケアは健康維持のための大切なケアのひとつなのです。