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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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ニュースレター Vol.09 今週の特集

こんにちは。
バレンタインの季節が近づいてきました。
この時期になるとお店には美味しそうなチョコばかり並んで、チョコレート食べたい!!と思うことが多くなりますよね(^∀^)

たまには自分にご褒美で食べるのもいいかもしれませんね☆

さこだ歯科ではお口の健康のためにキシリトール入りのチョコを使ったイベントも用意してあります!!
今回はそのキシリトールについて書きましたので是非お読みください。

今月のお花

バレンタイン特集 ~キシリトールについて~

キシリトールってなに?

キシリトールはベリー類やプラム、白樺や樫に多く含まれる天然の甘味炭水化物です。
砂糖と同じくらいの甘味度があるにもかかわらず、砂糖の75%のカロリーという特徴もあります。

WHO(世界保健機構)でも最も安全性の高いカテゴリーとして評価されている食品添加物です。

私たちの身近なところでは、イチゴ・ラズベリー等の果物類、レタス・ホウレンソウ・カリフラワー等の野菜類に多く含まれています。
身近なところにも歯にいい素材はあふれているんですね!!

キシリトールの効果は?

主にキシリトールには2つの効果があります。

  1. むし歯の原因となるミュータンス菌に直接働きかける効果
  2. だ液をたくさん出す効果

この2点がキシリトールの重要なポイントとなります。

むし歯菌への効果

むし歯とは、むし歯菌が糖分から酸を生産し、歯が溶け出す現象です。
食事の後・おやつのあとは、食べたものに含まれる糖分が原因でお口の中が酸性になり歯が弱ってしまう環境ができてしまいます。

ところがキシリトールの甘味ではむし歯菌は酸を作ることができません。

しかも、むし歯菌の体内に取り込まれると、菌自体が持っているエネルギーを放出させてしまうので、力が弱って次第に菌の数が減っていくのです。それにより砂糖からも菌を生産できなくなります。

キシリトールを長期間摂ると、プラーク(歯垢)を住家とするむし歯菌は数が減って元気がなくなり、同時にプラークが歯面からはがれやすくなることも知られています。
この効果は、他の糖分に見られない、キシリトール特有の作用です。

だ液を促す効果

もともと、だ液は発生した酸を中和して歯の修復をしてくれる(再石灰化)効果があります。
ただし酸が発生する量や回数が増えると、だ液の働きでは修復できる力が追いつかず虫歯になってしまいます。
キシリトールには、甘味によってだ液が大量に生産されるので、その修復の力を促してくれる力があるのです。さらにガムを噛む動きによりさらにだ液を生産する効果は高まります。

キシリトールを上手に取り入れるには?

・適用量
1日3回毎食後・就寝前にキシリトールガムを一粒づつ噛むと充分効果があります。
寝る前に噛むのは少し抵抗のある方もいらっしゃるかもしれませんが、むし歯先進国のフィンランドでは食後と寝る前は必ずキシリトール入りのガムを噛むのが習慣になっているそうです。

むし歯になりやすい方、さらにむし歯予防をしたい方は毎食後・間食後・就寝前に1日5回、一粒づつ噛むと効果的です。
3ヶ月も噛めば歯のツルツル感、ネバネバ感が減り変化を感じられるようです。

・副作用
過剰摂取すると下痢がおこりやすくなることがあります。量を減らすか、中断して様子を見てください。

とにかく大切なのは・・・

キシリトールにはお口や歯にとてもいい効果があります。
みなさんも効果的にキシリトールを取り入れて毎日の生活を豊かにしましょう。

当院でもオススメのキシリトールガム・キシリトールチョコを準備しております。
興味のある方はお気軽にお声がけください。

その他、ささいなこときになることもどうぞお声掛けくださいね☆