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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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ニュースレター vol.18

こんにちは。今年も残り2か月となりあっという間に時間が過ぎているように感じます。皆様はいかがお過ごしでしょうか。11月となり肌寒くなってきましたので暖かいものが恋しい季節となりましたね。
当院の水道水も少しずつ冷たさが増し、冬の訪れを感じております。
最近では、口にするお水が冷たくてしみる症状が出てきている患者様もいらっしゃいます。そんな知覚過敏の症状にはハブラシの当て方、くいしばりによる影響など普段の行動も影響しているおそれがあります。しみるな、と感じてきた際は、お気軽にご相談いただければと思います。

噛むことと健康とのつながり

みなさんは、普段食べ物は手作りすることが多いですか?それとも外食が多いでしょうか?よく、口にする食べ物を選んで食べる大切さ、なるべく無添加・自然のものを摂取することの大切さを耳にしますよね。
ただ、「何を食べるか」は考えていても「どう食べるか」を考えたことがあるでしょうか。

では、ここで質問です。皆さんは、定番の和食とファーストフードのハンバーガーのセット、どちらを食べている人が健康だと思いますか。どちらの方が健康的な便となるでしょうか。

健康なのかどうかを知る判断は便です。「うんちは身体からの便り」という言葉がありますが、便の状態は腸内の細菌の状態を表しているのです。
では、健康にいいものとされる和食を食べている人は便も良くなるのでしょうか。そう考えると、健康にいいものを食べていてもお腹の調子が悪くなる人もいれば、ファーストフードの食事でも便通のいい人もいますよね。つまり、身体に良いとされるものを食べていても身体の調子がよくないという現状があるのです。その健康な状態であるのかどうか分かれるポイントが「どう食べるか」なんですね。

「どう食べるか」が重要と書きましたが、それは「良く噛んで食べること」なのです。学校に行っているときや、ごはんのときによく言われた方もいらっしゃると思います。けっこうなじみの深いよく聞くフレーズですが、実は身体の健康に深く関わるとても大切なことだったのです。

いくら健康にいいとされる食物を食べても、よく噛まなければ消化不良を起こします。丸飲み、早食い、水などで流し込み食べ…。心当たりはないでしょうか。

また、「よく噛むとがん予防になる」という言葉もあります。それは、発がん物質と疑われる添加物が含まれていても、よく噛めばだ液がたくさん出て、そのだ液の中のペルオキシダーゼという酵素により発がん作用が低下するとも言われているのです。
他にも、食物アレルギーには「噛むことが一番の予防」と言う専門の医師もいます。だ液には、毒消しの作用があり、だ液を出すことは自分の身を守ることにつながるのです。

現代は、「口に入る前の栄養学」が主流になっていますが、「口に入った後の栄養学」という発想が抜けているようです。それが「よく噛む」ということなのです。そのためにも、食の入り 口である口、歯を大切にすることが健康へとつながるのです。いつまでも健康に噛める、 自身の歯を守っていくためにも、お口の定期検診をおすすめします。歯は直接命に関わる ことは少ないですが、よく噛んでおいしく食べられ、より豊かな生涯を送るためにも大事 にしていきたいものです。

参考:ひよっこ料理人4巻/魚戸おさむ 
(食の大切さ、命の大切さを感じるおすすめの漫画です)

よく噛めばより美味しい 噛み噛みレシピ

どの野菜も皮をむかずに料理します。 皮には栄養があり、よく噛むので
1石2鳥です。

<材料(10個分)>

A  とき卵 1/2個
  おろししょうが 小さじ1
  片栗粉 大さじ1
  塩 小さじ1/2
  ごま油 大さじ1

B  水 大さじ2
  しょうゆ 大さじ2
  みりん 大さじ2
  砂糖 大さじ1
  片栗粉 小さじ1

<作り方>

  1. レンコン、ごぼう、玉ねぎは約5㎜角の大きさに切る。(レンコンは切ったら酢水に、ごぼうは水に入れてアクを取る)
  2. Bの調味料を合わせる。
  3. ボールに鶏ひき肉と①とAを入れ、手でよく混ぜたら小判型にまとめる。 (サラダ油をつけて丸めるといい)
  4. 熱したフライパンにごま油を入れ、③を中火で焼く。焼き色がついたら水を大さじ2入れ、蓋をして蒸し焼きにする。
  5. Bを入れたら弱火にし、へらでかき混ぜる。
  6. とろみがでたら焼いた肉とからめ、火を止める。