Tips

豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
スタッフブログは移転しました。→新スタッフブログ

ニュースレター Vol.43 今週の特集

こんにちは。

早いことで気づけば年末が間近になりました。

1年間たくさんの出来事があったはずですが、過ぎ去った今振り返ってみると時間の流れはとても早いように感じます。とはいっても、年末年始にかけてイベントごとも多いですし、これからの時期が楽しみな方も多いのではないでしょうか。

今年も残り僅かとなりますが、充実した時間をお過ごし下さいね(^^♪

また、年末のご褒美として普段頑張ってくれた歯やお口へのご褒美メインテナンスはいかがでしょうか?口腔ケア後のお口は、見違えるような爽快感を味わえると思いますので、年末にもお勧めです(*^-^*)

皆様の健口のお役に立てるよう今月もお力添えできれば幸いです。

クリスマス一色になりました

さこだイベント クリスマス・・・ですね?

もうすっかり街はクリスマス一色になりましたね。

それに伴って、さこだ歯科ももうすっかりクリスマスです(●^o^●)!

ささやかではありますが、是非クリスマスのワクワク感を少しでも味わっていってくださいね(^^♪

ツリーは絶賛 点灯中です!
きらびやかなツリーはこの時期ならでは のお楽しみの一つ でもあります♪

皆さんの緊張が少しでも和らぐと 嬉しいです(*^-^*)

また、メインテナンスでもリラックスして頂くと共に、寒い冬に負けない健康づくりのお力添えできれば幸いです。

治療はじっくり進めましょう

知ってほしい歯医者さんの事 「安全な治療に近道はなし」

多忙な現代人にとって時間はとっても貴重なものですよね。

治療期間の短縮をご希望される際は、なるべくご希望に沿った形で治療計画を立てますが、中にはお応えできない症例もございます。

たとえば、歯の神経を取って、被せものをするという処置の場合。最後の被せものを入れる頃は目に見えやすいので処置の進行が分かりやすいと思います。
しかし、見えない治療にこそ、時間と手間がかかります。

被せものの土台となる歯の神経の管をしっかり治療しておかなければ、せっかくの銀歯や高価な白い被せものが長持ちしません。
最低でも歯の神経の入っている管の数だけ回数がかかると思ってください。

また、処置そのものは治すために行っていますが、人の体にはリアクション(生体反応)があります。歯の根の治療などは処置後2~3日間は噛んだ痛みや違和感が出ることがあります。
それは軽い炎症が起きて、身体が修復していることを意味しています。
数本まとめて治療を行ってしまうと、数か所でリアクションが起きてしまい、かえってつらい思いをすることもあります。

身体の反応も見ながらじっくり治療を進め、確実に治していきましょう(^^)

参考:歯の治療前に読もう!/伊藤孝訓

チューインガムの効用

外出中どうしても歯を磨けないときなど、よくガムを噛んだりしませんか?

なかには、「歯磨きガム」と名称を付けられたガムが売られているのも目にします。

厚生労働省の調査では、日本人の成人(一般的に35歳以上の男女)の8割が歯周病に罹患しているそうです。

では、歯周病予防のためにもチューインガムの効果について考えてみましょう。

チューインガムに歯磨き効果はある?

歯周病は、歯周ポケット内の嫌気性菌(歯周病原菌)によって起こる感染症です。

そして、歯周病の一番の原因となるのが、歯や歯茎に付着したプラークです。
歯周病の治療と予防は、この最大の要因であるプラークを除去することが基本となります。

プラークの除去には、現在のところもっとも容易で確実に、しかも効果的に除去する方法が歯ブラシによるブラッシングです。
しかし現実の問題として毎食後歯ブラシを使用することは、多忙を極める私たち現代人にとっては難しい場面も多いです。

昼食時の会食や外出先での食事など、ブラッシング不可能な場面も多く見受けられます。

そこで、補助的な方法である洗口剤や、効果があるといわれているチューインガムの咀嚼などと、歯ブラシによるブラッシングとのプラーク除去の方法を比較した結果をみてみましょう。

奥歯や舌側におけるプラーク除去に効果的

ここで示す結果における被験者は、日本歯科大学歯学部付属病院で臨床実習を行っている学生を対象に行われた研究をご紹介します。

ブラッシングの方法を習得している学生25名を対象に実施されました。

実験方法は、

の4グループに分けて研究が実施されました。  

その結果、「洗口剤の使用」(除去率45%)と「チューインガムの咀嚼のみを行った場合」(除去率48%)で比較すると、チューインガムの咀嚼のほうが、やや高いプラークの除去率を示しました。

また、「歯ブラシ」(除去率67%)と「歯ブラシ+チューインガム」(除去率68%)比較により、歯ブラシのみではプラーク除去率が低下する奥歯や舌側において、チューインガムを使用したほうが高いプラークの除去率を示す結果が出ました。

チューインガムだけで5割近い除去率

チューインガムの使用は、ブラッシング前のガムの咀嚼と、歯ブラシとの併用によってプラークの除去の有用性がみられました。

また、チューインガムは歯が磨けないときに5割近くのプラーク除去ができる点を考えても、大きなメリットといえそうです。  

外出時などの歯磨きできない場面では、チューインガムを是非活用しみてはいかがでしょうか。

また、ガムだけでの予防は難しいです。

最低でも1日に1回はご自宅で念入りにブラッシング、できれば歯間ブラシ・フロスを活用し、お口の健康を守りましょう(*^-^*)?

参考:お口の健康ア・ラ・カルト/鴨井久一