コロナが当たり前の世の中になり、マスクをする日常に違和感がなくなってしまいました。

そんな中、マスクを長時間つけることで自分の口臭が気になるようになったとおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

第一三共ヘルスケア株式会社の調査によると、マスク着用時に自分の口臭が気になる人は57.0%いるそうです。なんと半分以上です！

原因として考えられるものとして

• マスクの息苦しさにより口呼吸になり、口が乾いて口腔内に雑菌が繁殖
• 匂いがひどい場合は口の中が磨けていない、もしくは歯周病やむし歯になっている

などが考えられます。①の場合はこまめな水分補給をしていく必要があります。②の場合はオーラルケアを徹底したり歯医者でみてもらったりする必要があります。

〇歯を磨くだけでは足りません！

口臭の１番の原因になりやすいのが舌苔（ぜったい）だと言われています。

舌苔とは、舌の上に付いた汚れのことです。歯ブラシで強く磨いてしまうと舌を傷つけてしまうので、舌専用の舌ブラシを使うことをおすすめします。

また、歯と歯の間の汚れもフロスで落としていく必要があります。歯ブラシでは落とすことが難しく、フロスは必ず使っていただきたい道具の一つです。

歯ブラシのみだと歯全体の60％の汚れしか落とせませんが、フロスを一緒に使えば90％まで落とせます。

海外ではフロスを使うのは当たり前になっており、“Floss or Die” つまりフロスをするか死ぬか、なんて言葉もあるくらいです。

口臭対策は歯を磨くだけだと思いがちですが、舌、そして歯と歯の間をしっかり磨くことも大事になります。

〇歯医者でみてもらいましょう

歯周病になっていないか、むし歯になっていないか、なかなか自分ではわからないものです。歯医者で検診を受けてチェックしてもらいましょう。

また、口臭に関しても、今は機械でガスの量を測定して、原因を特定することができます。よかったら受けてみませんか？

〇口臭のない人はいません！

口臭でかなり悩んでいる方は数多くいらっしゃいます。その中には「他人から口臭を指摘された」ことで深く傷ついたり思い詰めたりする人がいます。

でも気にしすぎないでください。全く口臭のない人なんていません。

気になるときは、機械で口臭内のガスの量を測定して、それで原因が分かればひとつずつ対策していけばいいです。

問題がなければ、そこまで深く気にせず、毎日のケアを継続していきましょう。

思い悩まず、是非私たちに相談してくださいね。