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お口の細菌調べてみよう!

2021.08.19

こんにちは!歯科衛生士の岩元です(*^^*)

お口の中の大きな病気といえば、『虫歯』と『歯周病』がありますね。

虫歯は、進行がすすむと痛みが出たり、しみてきたり症状が出てくるので発見しやすいのですが、歯周病に関しては“サイレントキラー”と名前がつくように、痛みや違和感を感じるときは、進行が末期になったときが多く、場合によっては治療が難しく抜歯になってしまうケースもあります。

自分で気づかないうちに進んでしまう歯周病。怖いですね。。。

自分は大丈夫!と思っていても30代以上の方の役8割、3人のうち2人は歯周病になってしまっているというデータもあります。

(平成28年歯科疾患実態調査(厚生労働省)より)

お口の中には500~700種類ほどのほどの細菌たちがいます。すべてが悪い菌なのではなく、常在菌といって害のない菌が多いのですが歯周病になりやすい人にはいくつか特徴的な細菌たちが存在します。

この特徴的な細菌たちが存在するかどうか、数(量)はどうか、動きは活発かどうかによって歯周病のリスクを知ることができます。

今の状態はもちろんですが、将来どのような状態になっていくかの予測も知ることができるのです。

歯周病は細菌による感染症と言われています。この悪さをする細菌たちをコントロールをすることが歯周病の治療の鍵になってきます。

さこだ歯科では『位相差顕微鏡』という歯科専門の顕微鏡を使用して、皆さんのお口の中の細菌を調べることができます。

検査方法もすごく簡単で痛みもありません。

①歯周ポケットからフロスを使ってプラークを採取

②プレパラートの上に置く

③位相差顕微鏡で細菌の動きをチェック(動画で撮影します)

お口の細菌の状態は人それぞれ異なります。調べた細菌の状態はチェア上のモニターで動画でご説明します。

動画でみる細菌のうごく様子は実際に見ると衝撃を受けます。

実際私がそうでした。歯磨きには自信がありましたが、歯ブラシの届かない歯周ポケットの中では細菌たちが活発に動いていました。。。

さこだ歯科では、細菌の状態を知った上でそれぞれの状態に合わせた治療方法、管理方法をアドバイスいたします。

 

 

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