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二次カリエスについて

2022.07.22

一度虫歯の治療を行なっても、数年すると虫歯になっている事はありませんか?
保険診療で行う虫歯の治療の多くは、「レジン」という白い強化プラスチックを詰める、銀歯等の被せ物を被せる事で完了となります。
一旦虫歯は無くなり、綺麗になりました。
でも、考えてみてください。
貴方の口腔内の環境が変わった訳ではありません。
虫歯の原因となる酸を産生するミュータンス菌がいなくなった訳でも、
貴方の生活習慣が良くなった訳でも、
歯の質が強くなった訳でも、
噛み合わせが一生安定する訳でもないです。
…という事は、時間が経つと「また虫歯」になります。
酸に1番強いのは、歯の表面を覆っている「エナメル質」です。ここが溶けてしまうと、即治療です。元に戻る事はありません。
ですが、エナメル質が溶けるにはある程度時間が必要です。
ですので、特に注意しないといけないのは、「治療して、すでにエナメル質が薄い/無い歯」です。
一度何らかの治療した歯も虫歯になります。
歯の神経がある/無い関係ありません。
歯の詰め物や被せ物の周囲から虫歯になる状態を「二次カリエス」と呼んでいます。
特に銀歯は接着材料の経年劣化により、隙間が出来、そこから細菌が侵入して虫歯が再発してしまう事があります。
予防と早期発見のため、定期的に歯のメンテナンスで確認していきましょう!!
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