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唾をつけたら治りが早い?

2021.09.27

こんにちは、歯科衛生士の平田です。
朝夕はだいぶ涼しくなり過ごしやすい季節になってきましたね。
子供の頃、ケガをして唾をつけたら治りが早いと言われた方も多いと思います。
今回は唾液についてお話をしたいと思います。

唾液には様々な作用があります。
●消化作用
食べ物を飲み込みやすくしてくれて、味を感じやすくし、唾液に含まれる消化酵素(アミラーゼ)が食べ物を助けてくれます。
●自浄作用
お口の中の汚れを洗い流し口臭や虫歯、歯周病予防を手助けしてくれます。
●再石灰化作用
虫歯菌により歯が解けかけた部分を唾液のカルシウムやリンが元の状態に戻してくれる働きがあります。
●抗菌作用
体の入口であるお口は様々なウイルスや細菌が侵入してきますが、唾液のなかには免疫物質や酵素が入っており抵抗してくれます。
けがをして唾をつけたら治りが早いと言われるのは、この抗菌作用のおかげです。
●潤滑作用
お口の中が乾燥してしまうと口臭の原因にもなりますし炎症反応もおこしやすくなります。
唾液があることで潤滑油のような働きをし発声などしやすくしてくれます。

このように唾液には私たちに必要な働きをたくさんしてくれています。
最近お口の中が乾燥する、唾液が減ってるかも?と思われている方はスタッフに声をかけて下さいね。
健康を保つためにも、一度ご自分の唾液について気にかけてみてはいかがでしょう。

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