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減らない大人のむし歯…どうして⁇

2022.07.27

往診歯科衛生士 砂坂です。
毎日暑い日が続いています。
熱中症や脱水症状にならいように、こまめに水分補給をして夏を乗り切りましょう。

今日は大人のむし歯についてお話します。
子どものむし歯は減ってきているのに大人のむし歯は減っていません…
どうしてでしょう。
そもそもむし歯はどのようにしてできるのか、、、
むし歯は「細菌感染症」です。
歯に付着した細菌が産生する酸により歯の表面が溶ける⇒脱灰が起こります。脱灰が起きただけではむし歯にはなりません。
通常は唾液の働きにより、歯の表面は再石灰化されて元の状態に戻るのです。
しかし、脱灰と再石灰化のバランスが崩れ、脱灰が進んでしまいむし歯になります。

むし歯の原因はさまざまあると言われています。
主に以下の4つの条件が全て揃った時に発生すると言われています。

①歯と宿主
②微生物(細菌)
③基質(菌のエサとなる糖分)
④時間

では大人のむし歯の原因でもっとも多いケースは、治療した歯で時間がたって再発することです。
むし歯治療は基本的にむし歯になってしまった部分を削り、詰め物や被せ物をします。
治療後時間が経つと噛むことでの負担や熱い、冷たいなどの温度の変化により変形して歯と詰め物、被せ物の間に隙間ができてしまいます。
出来た隙間にプラークが溜まり、プラークの中にいる菌によりむし歯が再発します。このような場合、表面からは見えづらく気付きにくいです。
また、表面のエタメル質ではなく象牙質はむし歯の進行が早いです。
治療が終わってからもむし歯の再発を防ぐには、歯科医院への定期的な検診とメンテナスが重要です。

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