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義歯の種類はいろいろあります!!

2022.02.15

こんにちは!歯科医師の小石です。

今回のテーマは入れ歯という事で、実は色々種類があるんだぞという事をお話しますね!

まず、入れ歯は大きく分けて2種類あります。

1つ目は、一部歯が残ってる方のためのパーシャルデンチャー(PD:部分床義歯)。

2つ目は、歯が一本も無かったり、根っこしか残ってない方のためのフルデンチャー(FD:全部床義歯)

どちらも保険適応のもの、保険適応外の物がありますので患者様の要望に合わせて作成していきます。

 

パーシャルデンチャー(PD:部分床義歯)

保険適応

・プラスチック義歯

保険が適応される為、安価で作成ができます。

残っている歯に金具を掛けるので、その金具が目立ったり、割れやすい、緩くなりやすいというデメリットがあります。

・マグネットオーバーデンチャー

最近保険適応となりました。

外れにくい、比較的安価というメリットの反面、神経のある歯に使えず、根っこがしっかりしておかないといけないなど、適応の範囲が狭いです。

保険適応外

・アタッチメント義歯

バネがない為目立ちにくい反面、構造が複雑で適応の範囲が狭く期間がかかります。

また費用が高いというデメリットがあります。

・金属床義歯

バネが比較的目立ちにくく、プラスチックに比べて厚みが少ないので異物感は低いです。

ただし、金属を多く使う為、義歯自体がやや重く、費用もかかってしまいます。

・ノンクラスプデンチャー

保険適応外の中でよく使用される義歯です。

残っている歯にかけるバネが金具ではなく、プラスチックに似た材料の物を使うので目立ちにくいです。

アレルギーのリスクが低く、馴染みやすいですが、作成に時間がかかるなどのデメリットがあります。

 

フルデンチャー(FD:全部床義歯)

保険適応

・プラスチック義歯

保険適応の為安価であるがプラスチックでできているので、割れやすかったりそれを補うために厚みがあり、異物感が強いという特徴があります。

保険適応外

・インプラントオーバーデンチャー

安定感が強く、噛みやすいですが、インプラントを打ち込むため外科的な侵襲性があり、高価になります。

また、患者様によっては適応できない方もいらっしゃいます。

・金属床義歯

PDと特徴は同じです。

上の顎の入れ歯は、口の裏側(口蓋)を覆う形で作るのですが、かなり薄く作れるので異物感が比較的低いです。

・シリコーンデンチャー

入れ歯の内側が柔らかいシリコーンで覆われている為クッション性があり歯茎の痛みが出にくいです。

ただし、シリコーンの所が剥がれたり、色が染み込みやすいというデメリットもあります。

 

この様に実は単に入れ歯と言っても様々な種類があります!

今使っている入れ歯にお困りの方、今後入れ歯を作らないといけない方など、より良い入れ歯を提供出来ればと考えております。

何か気になること等あれば是非相談にお越しください!!

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