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歯周病

2021.08.17

○歯周病とは?
歯周病とは細菌により歯を支える骨などが溶かされる病気です。
歯周病は細菌により骨が溶かされるだけでなく歯肉が腫れたり、酷くなると膿が出たりもします。

また、骨が溶かされることによって歯がグラグラと揺れだしてきて最悪の場合は歯が自然に抜けてしまったり、歯を抜かないといけなくなってしまいす。

 

○歯周病の原因は?歯周病ははどうやって進行するの?
歯周病はプラーク(歯垢)と呼ばれる細菌が原因となります。
まず、歯面にプラークが付着します。プラークはネバネバしている為、うがいでは取り除くことができません。

プラークが取れないまま時間か経つと、硬くなり歯石となります。歯石になると歯ブラシで取り除くことはできません。
歯周病はプラーク(細菌)が出す毒素により歯肉が腫れて炎症を引き起こし、更に進行してしまうと歯を支えている骨が溶かされてしまう病気です。
歯を支える骨が溶かされることで、歯がグラグラと揺れだし、それにより歯肉が下がったり、最終的には歯が抜けてしまう病気です。

 

○歯周病の治療方法は?
歯周病の治療方法として、まずはプラークや歯石を取り除くことが重要です。
プラークや歯石を取り除く為に、セルフケアの徹底や歯科医院での歯石取りなどのクリーニングをする必要があります。

  1. プラークコントロール
    まずはプラークや歯石を取り除くことが重要です。プラークはハブラシや補助用具などを用いてしっかりとお掃除をし、除去することが大切です。
    歯周病に効果的なハミガキの方法としてはバス法などがあげられます。
    ●バス法・・・歯面に対してハブラシを歯肉側に45度傾け小さく優しく小刻みに動かす磨き方です.
  2. 歯石の除去
    プラークから歯石となってしまったものはハブラシでは取り除くことができないため、歯科医院でしっかりと歯石を取り除き、綺麗に必要があります。
    歯石をしっかりと取り除くことにより、歯肉の炎症が落ち着き歯周ポケットの状態も改善していきます。
  3. 外科的治療
    歯石の除去を行ってもなお歯周ポケットが残存する場合は、外科的な治療を行う必要があります。
    外科的な治療を行うことにより、プラークや歯石をしっかりと取り除くことができ、歯周ポケットを浅くする目的で行われます。

 

○歯周病と全身の関係は?
歯周病は全身と深く関わりがあります。歯周病と関わりがある病気としては、以下のものがあげられます。

  1. 心筋梗塞
  2. 脳梗塞
  3. 誤嚥性肺炎
  4. 糖尿病
  5. 早産・低体重児出産 など

 

このように、歯周病は単なるお口の中だけの病気ではなく、全身との関わりが深いものです。
全身の健康のためにも、お口の中を綺麗に保ち歯周病にならないように気をつけましょう。

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