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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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時々初診の患者さまで顔の半分が重い痛みがある、噛んだらズン!と響く痛みがあるなどの訴えで来院される方がいらっしゃいます。そういった方の何割かは蓄のう症の可能性があります。

蓄のう症は慢性副鼻腔炎ともいい、鼻腔の周りには副鼻腔(上顎洞・篩骨洞・前頭洞・蝶形骨洞)という4つの空洞があり、そのどこかの空洞が細菌に感染して慢性的な炎症が起こることを一般的に蓄のう症と呼んでいます。  

蓄のう症のほとんどは鼻が原因で起こりますが、むし歯歯周病の悪化が原因で起きる場合もあります。 上の奥歯がむし歯歯周病によって侵され、歯の根の周りに膿が溜まって、その膿が上顎洞に広がり蓄のう症(上顎洞炎)になってしまうのです。 根の病気はむし歯が進行し神経が死んでしまったり、神経を取った歯にしか起こりません。また、根の方まで進行している程の歯周病は相当重度な状態と言えます。 そうならないためにも、日頃から定期的な検査やメンテナンスを心がけましょう。