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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
スタッフブログは移転しました。→新スタッフブログ

ニュースレター Vol.42 今週の特集

こんにちは。秋がより深まる季節になりました。

寒さもより一層増してきて、肌寒い気候が多くなってきましたね。
もう暖房器具は使われていらっしゃいますか?

そろそろ、「こたつでみかん」が恋しい季節にもなりましたね(^^)
あるいは、お鍋で温まるのもいいですね♪
美味しいお鍋で身も心もリフレッシュしながら11月の季節の変わり目も楽しんでいきたいですね。

気温差の激しいこの時期も、皆様のお口の健康にお力添えできれば幸いです。
今月もよろしくお願いいたします。

かぼちゃ重さあてクイズ

さこだイベント ハロウィン かぼちゃクイズ

さて、10月といえば‥ハロウィンのイベントがありました。

テレビや鹿児島の街中でも大賑わいする光景を伺いました (●^o^●)
さこだ歯科でもお花や飾りつけがハロウィンになりました。
また、ハロウィンにちなんで、「かぼちゃの重さ当て」も実施しました。

すっかりハロウィン使用でかぼちゃの登場です!!

さて、かぼちゃの重さは‥‥

ズバリ740グラムが正解でした。
ピタリ賞はなかったようですが、 ニアピン賞の方にハロウィンの プレゼントをお渡しさせて頂きました。

さて、次回は‥

冬の恒例クリスマス!
歯科ならではの クリスマスで皆さんを お出迎えできることを 楽しみにしています♪

歯医者の知識

妊娠中のレントゲン撮影をご心配される方も多いのではないでしょうか。

妊娠中の歯科治療のレントゲン撮影は、結論から言えば、撮影しても心配ありません。

もちろん、より安全を期すために鉛入りの防護エプロンを付けて頂いていますが、仮にエプロンをつけていなくても、放射線量から判断して、さほど問題が起きる量ではないのです。

歯科遅漏のエックス線検査で生殖腺が受ける放射線量は、デンタル写真(小さめの写真)1枚で、0.0003mSv以下ですので心配いりません。
ちなみに、飛行機に乗るときに受ける放射線量は0.03ミリシーベルトです。
もちろん、目的に応じて写真は必要最低限の枚数を意識しています。

それでも心配な方は胎児は10週ぐらいまでは、放射線に対する感受性が高いので注意が必要ですが、もし心配ならば、安定期の16週以降に撮影してもいいかもしれません。

エックス線撮影を気にして精神的に不安定になるとホルモンバランスが崩れ、胎児に影響を及ぼすことのほうが心配です。むしろ、化学物質や食べ物のほうが影響が大きいともいわれています。

心配が強い方はレントゲン撮影について、先生よりご相談、ご説明もさせて頂きますので、遠慮なくご相談ください

参考:歯の治療前に読もう!/伊藤孝訓

歯周病と喫煙

喫煙は健康に悪いとよく言われますが、実際、お口にとっても悪影響があります。
とくに、歯周病を患っている方に対しては、より症状を悪化させ、歯の喪失に繋がる恐れもあります。

では、歯周病と喫煙がどのように関係するのか見てみましょう。

喫煙習慣が歯の喪失に繋がる?

喫煙は、お口以外でも多くの病気の危険因子として取り上げらていますね。
たとえば喫煙者は非喫煙者に比べて、ガンなどの悪性腫瘍にかかる場合が多く、肺・心疾患・十二指腸潰瘍などとの因果関係も明らかにされています。

また、喫煙者によるたばこの煙(副流煙)が非喫煙者に与える影響も数多く報告されており、社会的にも問題になりました。

そのような喫煙の影響は、歯に対しても例外ではありません。
特に歯周病にかかっている場合、歯茎をより悪化させ、更には歯の喪失に繋がることもあります。では、喫煙が歯周病に与える影響とは何でしょうか?

奥歯にはたくさんのプラークが

病院施設で患者さんを喫煙者と非喫煙者に分けて調べた結果があります。
検査の結果、プラークの付着程度は喫煙者のほうが高い傾向がみられたそうです。

とくに、喫煙者は奥歯へのプラーク付着が多くみられたそうです。
また、歯を支えている「歯槽骨」と呼ばれる骨の吸収程度も、喫煙者は非喫煙者に比べて年代順に多くみられました。

また、喫煙者の唾液や歯茎から出てくる滲出液には、ニコチンなどの成分が検出されています。このニコチンによる血管拡張とコチニンによる吸収作用が歯茎に悪い影響を与えます。
他にも、喫煙者は唾液や末梢血の好中球の走化性や貪食能(殺菌作用)を損傷するといわれています。
すなわち、喫煙者は非喫煙者に比べて殺菌作用が弱くなり、感染や傷口の治癒が遅れるというのです。

喫煙により動脈硬化の促進も

別の検査では、喫煙者と受動喫煙者(タバコを吸わないがタバコを吸う人と同じ部屋にいる人)の唾液や末梢血を採取し、貪食率、貪食度(殺菌作用)を調べた事例もあります。
その結果、喫煙および受動喫煙後、一過性に抗菌作用が亢進し、時間の経過とともに機能が落ちるということがわかりました。

これは、たばこの刺激を受けて、一時的に殺菌作用が亢進し、以後機能が落ちてきたものと思われます。しかし、最終的には殺菌作用の機能は両者とも落ちてきます。

心臓や血管を調べてみますと、心臓に血液を供給する冠動脈が、動脈硬化により内腔が狭窄していることがわかります。
このことから、喫煙習慣により動脈硬化が促進してしまうことが説明されます。

まずは、お口や身体の健康を保つために、喫煙・節煙をすることが大切です。
また、歯科医院でお口のお掃除をすることで歯周病の状況を定期的に見てもらい、管理することも有効です。

生涯にわたりお口と身体の健康を守るために喫煙の習慣と、お口のケアを見直してみてはいかが でしょうか。

さこだ歯科でも皆様の健康の為お力添えできれば幸いです。

ご不明点等ございまし たら、お気軽に声をかけてくださいね。

参考:お口の健康ア・ラ・カルト/鴨井久一