みなさんこんにちは、歯科医師の薗田です。

今日はふとした時に顎に力が入る、いわゆる食いしばりについて考えていきたいと思います。

どうして食いしばりは起こるのでしょうか？最も大きな理由としてはまずストレスが挙げられます。
ストレスの逃げ道として歯を食いしばって解消するということです。
その他には、集中している時や運動などで力が入っている時などに食いしばりは起こると言われています。

この食いしばりが生じると、顎に大きな力が加わって痛みが出たり、歯が少しずつ削れていったり、歯に小さな亀裂が入って割れてしまったり、
また歯の周りの組織に力がかかり歯茎が下がってきてそこがしみてきたりしてしまいます。
また口の中だけではなく、頭痛など体全体に影響が出る可能性もあるため、できれば防ぎたいものです。

それでは、どうやって食いしばりを予防できるのでしょうか？
今回は代表的な治療としてマウスピースを説明させて頂きます。
食いしばりが起こって、局所的に力がかかってしまうと歯が欠けたりするのでその力を分散させることが可能になります。
もし朝起きた時に顎が疲れることがあるなぁと感じる方がいらっしゃったら早めにマウスピースを作成されることをおすすめします！