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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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みなさんGWどのようにすごされていますか??
今日は口臭に効くと注目されているなた豆の歯磨き粉についてお話します。

○ なた豆と口臭の発生原因について

口臭対策ができるということで人気のなた豆歯磨き、そのなた豆が口臭を抑えるのには口臭の発生原因と大きな関係があります。口臭の原因として多いのは、生理的口臭と関係があるためです。

なた豆は昔から膿とりの豆として使われていたこともあり、口臭を抑えるために色々なものに使用されてきました。口内環境を正常化させることで、口臭の原因となる細菌を繁殖させないようにすることができるのも重要な口臭対策となりますね。

もちろん、なた豆歯磨きにしてもできるだけ高品質ななた豆エキスが配合されているものを選ぶことが大切です。質の高い国産のなた豆を使った歯磨きがオススメ、産地が明記されていると安心できますね。

○ 天然成分で副作用の心配が少ない

なた豆が人気の理由としては、天然成分であるため体にやさしいという点です。なた豆は歯磨きとして有名になっていますが、健康茶などにも用いられている植物であり、もちろん口に入れても大丈夫な健康的なものです。
古くは漢方薬としても用いられていました。

ただし、なた豆歯磨きに使われているなた豆には有毒性アミノ酸のコンカナバリンAやカナバリンなどが含まれていますが、これは毒素であるだけでなく歯の健康に作用し歯科医にも用いられる物質です。副作用の心配が少ない物質とはいえ、どんな植物にもアレルギー反応などはありますから、使用する際には注意を払い、体に合っていないとわかったときには使用を中止するのが賢明でしょう。

○ なた豆歯磨きの効果的な使い方

なた豆歯磨きを使うことで口臭を抑えることが利点ですから、歯だけでなくしっかり歯間や歯周ポケットに毛先を届かせることが大切です。

歯の裏側についても、しっかり歯と歯肉の間を磨くようにして下さい。また、食事のたびに歯磨きをすることもとても大切です。できれば朝・昼・晩と一日3回なた豆歯磨きを使うといいですね。食事の直後に歯を磨く方もいますが、直後よりも食事から30分くらいたった時のほうが歯を磨くタイミングとしてはベストです。

食事直後は口の中が酸性のままであり、この状態で歯を磨くことで歯のエナメル質が傷ついてしまう可能性もあるので、食事の後に歯を磨くのであれば少し時間をおいてからのほうがオススメです。

○ 昔から愛用されてきたなた豆

ここでは人気のなた豆歯磨きに使われているなた豆の健康効果について考えたいと思います。

なた豆は古来から、膿をとる膿とり豆として重宝されてきた歴史があります。その健康効果に今注目が集まっていて、健康茶や健康食品としても利用されるようになりました。口コミでその効果が広まり、今ブームになっています。

最近使われているのはなた豆歯磨きなどで、歯磨きに使われているカナバニンやコンカナバリンAといった成分が歯に作用します。口のネバネバで悩んでいる方も、このなた豆歯磨きを愛用することで症状が改善される例も見られています。口のネバネバ解消により、口臭の悩みも少なくなり爽やかな息になっていくという喜びの声も聞かれます。

コンカナバリンAとは

コンカナバリンAはリンパ球やウィルス、悪性腫瘍細胞の働きかけに注目される成分で、免疫学研究でも注目される貴重な成分です。化学の世界では単純タンパク質と言い、アミノ酸だけからなる単体のタンパク質です。コンカナバリンAは唯一、なた豆だけに含まれる成分で、自然の免疫物質として注目を浴びるようになりました。現在も研究が進んでおり、コンカナバリンA、カナバニンが口臭の発生源である歯周病に良い効果が現れると歯医者でも使用され、その成分の効果はしてなたまめ茶やなたまめ歯磨き粉、なた豆サプリなどにも活用され製品化されています。

コンカナバリンAの作用ってどんなものがあるの?

抗腫瘍作用があり癌の予防になると言われています。なたまめに含まれる有用成分には2種類あります。

カナバニン

コンカナバリンA

どちらもなた豆から初めて抽出された有用成分で「膿」を出す効果があるとされています。体内に不必要な「膿」を抑え、排出するという作用です。

カナバニンの作用

排膿作用

抗炎症作用

血液や体液の浄化作用

血行促進作用

これらの作用は下記のような病気に効果をもたらせます。

歯周病

蓄膿症

痔ろう

これらの病気は全て「膿」が原因となり、膿の生産を止めるだけでなく、根本である「膿」の排出により完治してしまうと言った驚くべき効果を促します。

コンカナバリンAの作用

抗腫瘍作用

この作用は下記のような病気に効果をもたらせます。

ガン細胞の増殖を抑制

コンカナバリンAは、ガン細胞の増殖を抑制する作用があると報告されています。
マウスの実験で癌細胞の数が減り、癌細胞ができる前に壊してくれるという実験内容が報告され、高い確率でコンカナバリンAはがん細胞の増殖ならびに生産を停止させる結果があり医学会でも期待が寄せられています。