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入れ歯診療案内

『違和感がありそう、話しづらそう』等のデメリットを考慮した入れ歯をご紹介します。


『違和感がありそう、話しづらそう』

入れ歯はそんなデメリットを考慮した入れ歯があります。

今お使いの入れ歯はもっと違和感のないものに変えられるかもしれません。

入れ歯

入れ歯

歯を失ってしまった場合、失われたのは歯だけではなくそこにあった噛み合わせも失われています。歯がちゃんと噛み合っていないと、反対側の噛み合わせに負担がかかりすぎて顎が痛くなってしまったり、反対側の歯が割れやすくなってしまったりします。

失った歯の周りも、本来あった部分を補おうとして少しずつ動いてしまい、本来の歯並びではなくなってしまう可能性が出てきます。それを防ぐために、噛み合わせの維持の役割として入れ歯が使われています。

本来の歯の噛む力が 100 パーセントだとすると、入れ歯は10パーセントしかありません。ほぼ噛む力はないと思ってください。入れ歯はあくまでも、噛み合わせのバランスを保つためのものであり、普段通りのお食事が目指せるものではないということを前提に考えていただけたらと思います。

今までと変わりなく食事がしたい、違和感が少しでも嫌とお考えの方は、インプラントをお勧めします。

入れ歯のメリット

一つ目は、治療期間が比較的短いことです。入れ歯のサイズや選ぶ種類にもよりますが、歯の型取りや噛み合わせの高さを確認、調整等、早ければ1、2ヶ月で作製が可能です。

二つ目は、金額が抑えられることです。インプラントで治療する場合、一本あたりに 40 万円ほどかかってきます。

入れ歯の場合、補う歯の本数にもよりますが、保険適用のものであれば総義歯の場合約 38,000 円ほどです。

入れ歯のデメリット

先ほどもお伝えしたように、噛む力はほとんどありません。硬いものを噛むときや、柔らかすぎるものを噛みちぎることはできないです。

入れ歯はご自身の歯同様、清潔にしておく必要があります。食事の後は必ず外し、専用のブラシと洗浄剤で洗ってください。入れ歯によっては細かいところまで磨いていただく必要があるものもあります。日々のコストと手間がかかってきます。

歯がないお口の中は粘膜だけになるため、衰えやすく、形も変わりやすく、使っているうちに適合が悪くなるということも起きてきます。定期的に調整や作り直しの必要性が出てきます

違和感が少ないものや、見た目を気にする場合は、保険適用外の入れ歯になり、金額がかかってきます。

保険適用の入れ歯の場合、強度を出すために分厚く違和感が大きかったり、場所によっては入れ歯の金具が見えてしまったり、大きさによっては食事している感覚すら鈍くなってしまうこともあります。


ここからは、その点を考慮した保険適用外の当院の入れ歯をご紹介します。

01シリコンデンチャー

お口との装着面がシリコンでできているものです。お口の中はとても柔らかい組織が多く、刺激も感じやすいです。

入れ歯を入れた時の違和感や噛んだ時に生じる痛みを、シリコンという柔らかい材質を用いることで最小限に抑えることができます。粘膜にも優しいので、その下にある骨にも負担が少ないです。

クッション作用があるため、粘膜にピッタリくっついてくれます。隙間から食べ物が入り込んだり、会話中に外れてしまうということも保険適用の入れ歯と比べると防ぐことができます。シリコンは無味無臭で、時間が経っても柔らかいままです。国の医療用具として承認されている素材です。

金額は全体で 180,000 円です。

02ノンクラスプデンチャー

部分入れ歯になります。従来の部分入れ歯は、歯に引っかける金具が必要でしたが、その金具がないものになります。

金属がないため見た目も入れ歯と気づかれにくく、金属アレルギーの方にもお使いいただけます。また金具がないため、ひっかけられる歯にだけ負担がかかりすぎてしまうことを防ぐことができます。

保険の入れ歯より締め付け感が少なく感じられます。しかし、金具がないため歯や歯茎に変化が見られた時の調整は難しく、合いが悪くなってしまった場合は作り直す必要が出てきます。

先ほどのシリコンと異なり、こちらはプラスチックの素材で作られています。そのため歯茎にあたる部分への違和感や、噛んだ時の痛みは生じる可能性がありますが、調整をすることでできるだけ馴染ませていきます。

金額は 16,500 円〜330,000 円です。

03レビンティース

入れ歯の歯自体の噛む力を強くすることで、顎や骨にかかる負担を軽減することを目的とした、入れ歯用の人工歯です。

特殊な製法で、噛み合わせる力を一点に集中させ、小さな力でも効率良く、食べ物を噛み切ることができます。

歯同士で十分な噛み合わせを作ることができるため、顎や骨への負担を少なくすることができます。

入れ歯と組み合わせて作製します。

金額は一本当たり 57,750 円です。

04マグネット

入れ歯と歯を磁石でくっつける方法です。

根っこだけ残っている歯に磁石をつけ、入れ歯側にも磁石をつけます。粘膜と入れ歯の適合だけでなく磁石の力も使ってくっつけることで、ズレてしまったり外れてしまうのを防ぎます。

根っこだけの歯は本来であれば抜くべきもので、十分な強度を持ち合わせてはいません。その中に磁石を入れ込むため、その歯への負担は大きいです。また磁石は金属であるため、金属アレルギーの方にはおすすめできません。

歯が一本もない方にはインプラントを入れ、磁石を埋める方法もあります。

金額は、ご自身の歯にマグネットを付ける場合は 110,000 円になります。

05金属床

主要部分を金属で作った入れ歯です。

金属でできた入れ歯の場合、金属が熱を通すため、食事中の温度感が伝わりやすいです。プラスチックやシリコンは熱を通さないため、温かいものや冷たいものを食べた時に熱さや冷たさを感じにくいことがあります。

金属いることで強度もあるため、割れてしまう事も少ないです。使っているうちに変形して調整が必要になることも少ないです。

プラスチックの場合は強度が少ないためにそれなりの厚みが必要とされますが、金属の場合は強度があるため、比較的薄く作製するこ
とができます。お口の中の厚みとしての違和感は少ないですが、金属が大きくお口の中に入っているため、味覚を損ないやすい点が
デメリットです。

料金は選ぶ金属の種類とその時の時価にもよりますが、535,500 円です。

06コーヌス

残っている歯に金属を被せて土台にし、その上から入れ歯を装着する入れ歯です。自分の歯が数本残っていることが条件です。

通常の入れ歯は金具を歯に引っ掛けて安定を図りますが、コーヌスは残っている歯に内冠という金属を被せて、入れ歯の内側に作られた外冠と装着時に一体化するような仕組みになっています。入れ歯と残っているご自身の歯が一体化することで、入れ歯をしっかりと支えることが可能になります。

粘膜と入れ歯の適合だけに維持を求めるのではないので、ずれたり隙間ができたりすることはなくなります。金属が被っているため、土台となる歯へかかってくる負担も少ないです。

金具で引っ掛けられている歯は、本来とは異なる力がかかりすぎてダメになりやすいですが、コーヌスでは上から被せることで本来通りの力がかかり、負担がかかりすぎることを防ぐことができます。

料金は入れ歯自体は 428,400 円で、土台の歯は一本当たり 64,260 円かかります。